繋いで

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今年は私にとって

何を神様が教えようとしているのか。。。

伝えたいのか。。。

 

先月お母さんのお母さん。

私の幼少期の大半を一緒に共にした

おばあちゃんが逝って

そして、一昨日。

お父さんのお母さんまで

天に向かって逝ってしまった。

 

 

突然でまだ頭の整理がつかない。

 

今年は別れが多い。

それも願ってももう会えない別ればかり。

 

おばあちゃんは本当なら

昨日、介護施設に入居する予定だったの。

 

日曜日に、その話を家族とした矢先。

 

月曜日の朝、あんじとご飯を食べてると

お父さんが帰ってきて

おばあちゃん、もうだめかもしれないから

病院に行って来い。と。

 

え??介護施設に入る予定じゃなかったの??

 

肺炎を起こして、一般病院にいる。と。

 

でも、老人って

そんなこと言ったって1年持ったり、

10年持ったりするし。。。でも。

会いにいけない理由もない。

心配と様子も見たかったので

みつこにお願いしで、朝から病院に行きました。

 

酸素ボンベをつけたおばあちゃん。

でも意識もしっかりしていて

私と冗談言ったりして、、、。

でも、時々私に真剣なことを言うの。

家族仲よくしなさいよ。

みんな協力しあっていってほしい。と。

 

おばあちゃん、わかってるからね。

ほら、見てごらんよ。

子供、孫みんなおばあちゃんの傍にいるじゃん。

 

独りぼっちの人や、家族がいても大事にしなかったから

大事にされなくて独りの人たくさんいるでしょ。

幸せだね。本当にうらやましいよって。

 

このばあちゃんも若い時から

苦労ばっかりで、私は苦労話しか聞かされなかったぐらい

おばあちゃんはずっとそれを引きずって生きてきた。

 

でも、それでも家族を束ねてきて

今こうやって家族全員が仲が良いのは

おばあちゃんの苦労の賜物。

 

私と話しているうちに少し数値も上がり

元気になってきたので、大丈夫、大丈夫って

声をかけて、病院を後にした。

 

小さな声で、私にずっとありがとうって

言っていたおばあちゃん。

また明日来るから、それまで頑張ってねって

言ったのに。

 

夕方おばあちゃんに頼まれたものを

取りにおばあちゃんの家に行って

いとこ達も仕事から帰りご飯を食べて

ばあちゃんのところに行く準備をしてたら

お父さんの弟から電話。

 

みんな、急げ。息がなくなってきた。

 

慌てて、みんなで病院に行くことになり

私はあんじを保育園に迎えに行き

ゆあんをバスケの体育館へ急いでピック。

 

病院に行く間、しとしと雨が。

ゆあんに、

家族がまたひとり減ってしまうね。

寂しいな。って。

 

その時、初めて私はゆあんに謝罪した。

 

離婚を決意したことで

失ったことの重大さをたくさん気付いたのは

一か月前の話なんだけどね。

 

私は自分の選択に間違いはないと思っていたの。

それが5月の話。

 

それから、いろんなことが私に身に起きた。

不思議なこともたくさんあった。

偶然と言えば偶然で、導きだったのかと思えば

そうとも取れるようなことばかり。

 

わざわざそれを浄化したくて言ったわけではない

お寺。

だって、自分の選択、自分の感情は

正しいって思っていたから。

最初に行ったのは、88か所の20番札所。

その時はなにも感じなかったんだけど

次の日から具合が悪くなり、

一週間得体のしれない悲しさと寂しさと

辛さに襲われ、毎日勝手に涙があふれて

止まらなくて、ご飯も食べられくなった。

 

そして、自分がしてしまったことの重大さに

気が付いた。

縁を自分の手で切ってしまった。

 

縁というものは、運命的で必然的で

尊いもの。

 

それが家族となればなおさら。

 

相手ばかり憎み、相手のせいにして

自分と価値観が違うことが間違っていると思いこみ

私が一番つらいんだ、傷ついたんだと思いこんでいた。

 

それがそうじゃなかったと気が付いた。

その時に、すべてを許すことができ

すべてに感謝をすることができた。

 

あ、私はこの作業をするために

お寺に導かれたんだなと思ったの。

 

そこから、苦悩は続きます。

毎日自分のした選択が自分本位であったことへの

後悔と結果についてずっと整理をしました。

 

またこれも不思議なんだけど

日和佐に行く用事ができその日は豪雨で

車から出れないぐらいだったのが

用事が終わるとぱ~~~~と

光が差し、晴れてきたな~~なんて

空を見ると、そこに23番札所のお寺がありました。

 

また、導かれるようにてくてく歩いていくと

門に仁王像がいて、おもいっきりぎろりと

心をにらまれ、その門をなかなかくぐることができず

心臓がばくばくしてまるで、なにか悪いことをして

それがばれかけたぐらいの心臓の鼓動。

気分が悪くなってきたけど、何か自分の身体から

嫌なものが抜けていくのを感じました。

そしたら、すっと門をくぐることができたの。

お寺を背に、太平洋を眺めながら

あっそうか。

そういうことだったんか。

これから私が人として愛されるためのさ業だったんだって。

 

人は、誰かを憎んだまま、妬んだまま

怒ったまま、生きていくと

それを思いだしただけで

眉間にしわがより、口がへの口になり、

目は怖くなり、とっても形相が悪くなる。

 

そんな人、誰も好きにならない、愛されない。

 

嫌だったから、辛いから、目も合わせたくなかった

息を同じ場所で吸うことすら嫌だった相手でも

怒りの感情が消えた時、

あ、あの時楽しかったな、ああいう彼が好きだったな。

って良いことしか思い出せなくったの。

 

悪い時のフラッシュバックでなくなった。

それを思いだすとき、いったい自分は

どんな表情なんだろうって鏡を見たら

頬がぽっとして、自分が移る鏡に微笑みかけれた。

 

あ、そういうことだったのかと思った。

 

良いことを思い出したら、その人に会いたくなる感情も

出てくるんだけど、それはもう叶わない。

 

でも、きっとそうやってぽって頬を赤らめていられるなら

きっと、また自分を愛してくれる人が

私を見つめて微笑んでくれる人ができると思ったの。

 

そう思えた矢先のこと。

おばあちゃんが逝ってしまった。

 

そして、車の中で

大事にしていかなければいけない家族を

私が辛抱していればまだあったはずなのに

本当にごめんね。って。ゆあんに言った。

 

そしたら、一言。

ええ人見つけなよって。

 

僕はママがいてくれたらそれでいいって。

でも、僕もいつか結婚したいから

その時に独りぼっちにならないように

ちゃんと相手を見て、大事にしてもらえる人にしてなって。

 

え???ゆあん?え?誰??ってなりました。

たまに自分でない誰かが身体を使って伝言しに来る時がある。

 

あ、、、そうやな。

うん。ママ、大事にしてくれる人見つかるかな??って

言うと、

最初はだれでも優しくしてくるけど、後になったら

ひどい扱いするからね。

そんな人は絶対にあかん。って。

 

は、は、はい。

でも大丈夫、懲りてるから。

 

そんな話をしてると病院に着き

急いで病室に行くと

静かに横たわってるおばあちゃん。

周りに家族が囲んでいました。

 

まだ少し温かかくて、でも動かない。

死。に直面するといつも思う。

あっけない。って。

 

命がある時は目を開けたり閉めたり、手を動かして

ごはんもたべれて、心が喜んだり、悲しくなったり

悩んだり、決意したり。。。

 

それが何もない。

声をかけても返ってこない。

不思議。本当に。

 

ずっと苦しかっただろうけど、

最後は私や他のみんなと話をして

ごはんも少し食べれて、、、。

孫は間に合わなかったけど、子供達に看取られて

おじいちゃんにむかえにきてもらったのか

すーーーと逝ったらしい。

 

介護施設に入る予定だったけど

ずっと嫌がっていて、施設に入っても

身体が若く戻っていくわけでもなく

ただずっとベッドの上で、、、どんどん脳が

記憶をしなくなり、忘れていき

自分が誰七のカスらわからなくなる。

それが嫌だと言っていた。

 

ある意味、願いがかなったのかな。

苦労したから。

最後に望みをかなえてくれたのかもしれない。

 

おばあちゃんを見て、

子孫を増やすっていう生物の生き様って

死の場面が、最後の結末なんだなと感じた。

 

おばあちゃんが頑張っておかげで

子供達も仲が良いし、兄弟、従妹同士

孫同士も仲が良い。

 

骨肉の争いなんてよく聞くけど

家族を思いあい、協力し合い、助け合い

それが無償でできのが家族でしょ。

 

夫婦は他人でなるもの。

ここで相手に無償の愛ができれば家族になるし

絶対に何があっても離れない。

 

私は、それができなかった。

愛してると言っていたけど

あなたのめにって言ってきたけど

すべて自分の為だった。

すべて見返りがあった。

家族になれなかった。

未熟だった。

 

家族。

決して、切ってはいけない縁です。

 

私は経験して、痛い思いをして

苦しんだからこそ

たくさんの今家族の問題に直面している人に

言いたいです。

 

私達は何か宿命を背負って生きてる。

 

人生山あり谷ありとよく言いますよね。

山も谷も体力がないと乗り越えられません。

山にたどり着くまでに、きっと長い長い道を

歩いたり、走ったり、時に挫いて誰かに背負ってもらったり

自分が肩を貸したり、休んだりとしていく過程で

登ったり下りたりできる知恵や体力がついてると思います。

 

ぶち当たる山は試練です。

そして、その山はその時乗り越えられる山だと思うの。

 

人生、乗り越えられないものの方が少ないと思う。

 

本当に死んだらあっけないの。

だからって何もしない。じゃない。

 

あっけないからこそ、どれだけの愛を

誰かに捧げれるかでしょ。

 

そんな相手に1人でも多く出逢えるように

生きて行くことが生きる。なんだろうな。

 

おばあちゃんは自分はどんなに辛くて

悲しくても家族を愛し続けてくれました。

 

ありがとう。おばあちゃん。

愛を知ると、愛されてるということが

どれだけ生きていく上で強みになることか。

 

私も子供達が強く生きていける為に

愛をいっぱい注ぎたいとおもいます。

 

昨日の夜。

いきなりゆあんが部屋に入ってきて

私をぎゅーーーーと抱きしめてきたの。

どうしたの?って聞くと

今日そういえば会ってなかったな~~~って

ほな、おやすみ。ってさっと出て行ったの。

 

いきなりのことで、なんやったんや??って

思ってたけど、はっとした。

 

私が辛いのがわかったんだろうと思うの。

あの子なりの優しさだったことに気が付いた。

 

おれもおる、あんじもおある。って

言ってくれた。

 

 

親としてまだまだ赤ん坊なのに

親を一人で担うことを選んで

独りぼっちになってって思ってたけど

そうか、この子達がいる。

 

寂しがり屋の弱虫の私の為に

この子達は私の元に来てくれたんだなって思った。

 

小学6年生のゆあんとちびすけのあんじが

私のナイトに見えた。(笑)

 

王子様が迎えに来てくれるまで

おちづ姫は寂しい想いはしなくてすみそうです。

 

あんじはわからないけど

ゆあんは本当に私のよき理解者。

 

本当にドキッとするようなことを

さらっと言ったり、するの。

ゆあんと結婚したいわ。(笑)

 

おばあちゃんが繋いでくれた命。

これからたくさんの山を登ったり下ったり。

でも、しんどいことも辛いこともきっと

キラキラになる。

 

あ~~辛い、悲しい、この道を選ばなければ

こんなしんどいことしなくって済んだのにと

歩むのではなく

たとえ、険しい山でもその道を選んだことすべてが

試練だと思って

よし!!来るなら来い!!精神で

乗り越えて歩んでいこうと思います。

 

おちづ、泣き虫ですぐぐて~~てなっちゃうから

歩いてる最中に見かけたら構ってね。(笑)

 

20151111-130426.jpg

これ。

おばあちゃんの仏壇の棚の中から出てきた写真。

 

左はね、この前バイバイしたおばあちゃん。

右は一昨日バイバイしたおばあちゃん。

奇跡的ショットよね。

 

ちなみに真ん中20歳のおちづ。

一段落落ち着いた感じの時ね。

 

今より顔がきついね~~。

この写真の中のおちづちゃんはこれから15年

波乱万丈の人生が待ち構えてるなんて思ってもないだろうな~~。(笑)

 

これからまた15年。どんなことが起こるのか。

楽しみでしょうがない。って

この写真に出逢って前向きに人生を

受け入れる気持ちになりました。

 

私には家族がいる。

そして、引きづ付き愛し続けてくれるばばさま達が

見守り続けてくれるんだと思うと

もう寂しくないし、辛くない。

 

そうだ。

思い出した。

車の中でゆあんがこうも言ったの。

 

また大事な人ができたら

一人分またお別れが来て、悲しくなるんだよ。って。

 

。。。。。。

 

そうだね~~。としみじみ考える。

 

でも、その人が居なくなって辛いって涙を流すことができる人が

増えてもママもゆあんもあんじも

幸せかもねって。

だって、愛し愛されたってことでしょ。

 

じゃあ、3人でこれかたくさん家族になれる人

探していこうねって。

いつかbigファミリーになろうね!!

愛い~~~~ぱいだね。って。

 

私も子供と孫に囲まれて逝けるように

かわいい人愛のある人で生きてけますように。

 

自分の我にようやく気付き

感謝と愛が心から溢れるようになりました。

何かわからない力がはたらいているのは

こういうことだったんだな。

 

今年は4人も愛に溢れる人の死をもって

ちゃんとわかったので

もうここら辺でストップお願いします。

 

今日はおばあちゃんと家族みんなで

最後の夜を過ごしてきます。

 

 


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