いよいよ、明日でというか今日で

最後の営業になりました。

長がったような、早かったような。。。

一番最初に始めたのは

自分で作った手作りの植物由来の日用品を

お寺の中で、月に一回テントを広げて

売り出したのが最初。

本当に魔女みたいだなと思いながら

家のキッチンであれやこれやを作ってました。

実験みたいで本当に楽しかったな〜〜〜。

お勉強なんて大嫌いだった私が

本なんてファンタジーの本しか読んだことのなかった私が

気がつけば、医学書まで読むようになるぐらい

植物の力、東洋医学のおもしろさにどんどん浸かっていきました。

そうなると今までの自分の生活にある

あらゆるものがいったい何でできているのか

なぜそれを使うのか、どうやってそれができているのか、、、と

どんどん生活製品に食べ物にとどんどん疑問が出てきたことが

はじまりはじまりです。

白か黒かの性格なので

知っってしまった上でもう戻れない。

じゃあどうする。。。と

製品に目が行くようになったわけですね。

で、気が付いたら店を立ち上げていたわけです。

ご好意で徳島では名の知れた雑貨屋さんの中の

片隅で自分がええと思っているものが

果たして他人がどれだけ興味があってどれだけ関心があるのかを

半年間リサーチしました。

当時はオーガニックとか、有機とか、ナチュラルとか

そんなもんは今でだからこそ誰もがなんとなく意味がわかったりするけど

その時はなに？それ？ってな感じだったわけです。

店を開業したくても、借りなければできないし

でも金融さんに企業計画を話したところで

「夢が叶うといいですね。ところで住宅なんてかんがえてませんか？」なんて

言われる始末。

当時２８歳。女。

しかもしっかりした容姿でもなく

すっぴんで服装はふわふわしてて

こんなやつに起業なんてできるかと思われたんだろうな。

しかも私がやろうとしているような店がなく

ほぼ想像の世界で話をしているような具合。

リサーチするにもそんな店ないし。

売り上げなんてほんと予想でしかない。

そんなやつに金なんてかせるか！！ってな感じよね。

でもちょうどゆあんが小学校に上がる年で

ゆあんがどうしても学童に行きたくないと訴えてきて

でも私家におられへんし。。。

どうしたらええんやろうか。。。と

ちょうど父の事務所に税理士が来て

ぽろっと話をしたら、同級生の銀行員を紹介したるというもんで

とりあえず駄目元で聞いてもらったんだけどね。

その人がね。

私の話を聞いて、おもしろい！！やりましょう。っって言っったんですね。

え？？私のこと信じてくれるの？？って。

目利きやね。そういう人は。

今では、その銀行員さんは出世しまくって

今は雲の上の人です。笑

でもその人のおかげで今があります。

その人が上司にかけあってくれたんですね。

そしたら上司や支店長なんて

「お嬢ちゃん、商売ってどういうことかわかる？？」なんて

ふざけたこと言われりしたんだけどね。

わかっとるわ！！ってなったけど

商売そんな甘くないことも重々わかってたんだけどね

なんとかなるわという変な覚悟と、それぐらいもしあかんかっても

働いて返したるわ！！ぐらいの気持ちで借りたわけです。

次は場所。

これも商売をするには重要なところ。

私は自分が運転が嫌いで、うろうろできないし

地図も読めないので

なるだけ車通りのあるところが良かった。

魅力的な店やったら、探してでも行くってって言われるけど

そんなことない。

私、行かへんそんなところ。

迷って、ぶつけて、迷子になってとか嫌やし。

でも、資金もそんなないし。。。。

んでもって、ゆあんが学校から歩いて帰れる範囲。

ないやん！！どないしようと思ってたら

旦那の友達が古本屋しようと思って探して見つけたところが

近所やって一緒に見に行った。

え〜〜ここえ〜〜やん。

先越されたと思っていたら、やっぱりやめたみたいなことを聞いて

速攻不動産屋に行ったわけです。

したら、大家さんも来てくれて

今の店ほんまは２店舗なんです。

で、汚いし、ひどいし。。。

「２ことも借りるから、安くして！！」っていったら

あっさりOKが出て、借りることになったわけです。

最初は旦那にもお父さんにもなんでこんな汚いところ借りたんやと

言われたし、建築関係の仲のいいおっさんにも

「お前、ようこんな傾いてるような店借りたな。』と言われ

店の改装が終わるまでも散々怒られたけど

でも、それでもここで私がなんだかお店をやってる想像ができたわけです。

最初に散々言われたけど

でもみんなに喜んでもらえた。

次の店舗もそう。

テレクラやし、汚いし、ありえんわって

誰もが店なんて考えられないようなところ。

今回も旦那にもお父さんにもボロカス言われた。

案の定、解体したら問題だらけ。

でも。

なんか、ここで自分がお店をやってる想像ができるんです。

なんで？と言われても見えるんだもんね。

しょうがない。

次だってきっと私の勘は当たってくれるはず。

みんなの憩いの場になれるはずだと信じています。

疲れた羽を休ませれる場所でありたい。

次の店も、私レベルの方向音痴でもわかるぐらいわかりやすいところ。

家からも近いし、学校からも近い。

西からも東からもちょうど中間。

県外からだって、いずれほんまに近くに高速の出入り口できるらしいし

今も土手をぴゅーーーと走ったら来れる。

船でだって来てくれても近い、フェリー乗り場も近いもんね。

バスの停留所なんか

「chitree前」に名前変えて欲しいぐらい、徒歩１秒。

こんなええところないってってって思った。

店を移転することに意味があるんやろうかと

考えたけど、次のステップやと思っている。

今は私の店のやってることなんか、店をやり始める時に比べたら

全国的にもたくさん似たような店がたくさんできている。

それだけ人が関心を向け出したということ。

すごくうれしい。

これからどんどん同じスタイルの店が増えてくると思う。

同時にライバル店っていうの？笑も増えるということ。

同じ県内にもこれからたくさん出てくると思う。

むしろそうなって欲しい。

いずれフェイドアウトしてくつもりだから。笑

後継者がいるもんね。

でも、とりあえず私が店をやってる以上は

どこにも負ける気はないし

私にしかできない店。

誰にも真似はできない。

絶対に芯を貫いてみせます。

そう思って今まで店を頑張ってきたし

これからも頑張っていきたい。

でもどんなに頑張ったって

みんなが興味を持ってくれて

愛してくれて

支援してくれたからこそ

維持できている。

これは本当に本当に感謝しています。

信じてくれた人がいたから

おちづんところで買えば間違いないって

同じものがたとえ別のところにあっても

おちづの店から買いたいって言ってくれる人たちに恵まれて

ここまでやってこれました。

まさか自分でもこんなに長く続くと思わなかったし

次のステップに上がれるとも思ってなかった。

新しいお店ができるのも

chitreeに通ってくれて、変な意味じゃなくお金を投資してくれたおかげで

それが資金になったわけです。

これをちゃんと還元しないといけないもんね。

新店舗という還元です。

また一から出直しです。

また空っぽからのスタート。

潰してしまったらごめりんこ。

でも、そうならないように

毎日、一人一人のために

誠意を持ってぶつかっていきたいと

思っています。

あの時は保育園生だったゆあんも

もうすぐ６年生で、しかも５年がんばった成果で

今月からバスケット部のキャプテンになりました。

あっというまにすぎたように思うけど

た〜〜〜〜〜くさんの出会いと別れを繰り返し

今に至ります。

毎日、毎日たくさんの人が集って

くちゃくちゃおしゃべりできてることを

毎日感謝しています。

こんな口も悪くて態度もでかいやつに

どうしてこんないい人ばっかりって

思う毎日です。笑

うちに来てくれる人はわかると思うけど

うちにきたら、嘘はつけないと思う。

どの人も正直で、まじめて、まっすぐで

大声で笑う時もあれば

わんわん泣く人もいる。

chitreeの店がそういう風に人をしてしまっていると

私は思う。

みんなすっぴん。

だから、初めて会った人同士でも

笑いあえるし、泣きあえるし、

その人の心に寄り添える。

そんな店、他にある？？？って私思う。

そんな店。絶対に潰せないわ〜〜って思うから

頑張るね。

いついつ？？いつできるの？？って

不安を募らせてしまってごめん。

でも、絶対にできあげるから。

待ってて。

そして、５年間お世話になったお店とも今月でお別れ。

ばいばい。です。

今まで、店の中で育て上げた

みんなを元気にする妖精たちもちゃんと連れてくからね。

知ってた？？

chitreeには植物の妖精がいるんだって！！

目に見えないものが見える人がそう言って教えてくれた。

泣いても笑っても明日で最後。

同じ雰囲気がつくれるように

次の店もあったかいお店にしたいと思います。

本当に長い間、chiteeeに

雨の日も、暑い日も、寒い日も通ってきてくれて

お買い物してくれて本当にありがとうございました。

みつこという新しい、私にとって本当に頼れるスタッフと出会えたことで

さらにみなさんに喜んでもらえるように

次の店舗にてお待ちしています。

少しの間、休業しますが

どうぞご理解いただいてお待ち頂けるように

お願いします。

またオープンが近くなったら、ご報告しますので

もうしばらくお待ちくださいね。

２月中には絶対に開けます。

約束ね。

すべてのchitreeのお客さんに感謝。

ありがとう。

みんな、大好きです。